2月・月例祭・新年大祈願祭

2010.2.28(日)


旧暦の1月15日は新年の厄よけを祈願する日とされています。
この日は三災と回り年にあたる方の厄よけを中心に、肌着やさらし、護摩木が焚きあげられました。

参加の先生方は、住職、林副住職、鶴田先生、金先生、川本先生でした。
冬至祭より少ないかな、と思ったのですが、たくさんの厄よけのための肌着などが集まりました。



肌着やさらし、護摩木の他にお守りやお札など、役目を終えた品も一緒に焚きあげられます。

月例祭の前に林先生がご祈祷をされました。

法要が始まると、高先生も焚きあげる品々をご祈祷をされました。
お経の後、厄除けをされる肌着の名前と数え年をひとりひとり読み上げながら、高先生が護摩の火にくべられます。

護摩壇のそばは冬でも汗が出る位の暑さです。
最後に祈祷されたお守りが護摩の火にかざされました。

法要の後、三災・回り年・厄年等の人から順にお守りが配られました。


法要の後、高先生のお話がありました。

「今年は皆さんにとって勢いのある年になるでしょう。あれだけ一生懸命に皆さん祈っておられるのですから。

良いこと悪いことというのは、お金を儲けるとかではありません。
大難を小難に、小難を無難にする。
無難以上によいことはないから私はそう祈っています。


今、世の中が大変危ない状況になってきています。
政治的にもいろいろと狂った世界になってきて、交通地獄とか詐欺の問題とか、商売がうまくいかなくなるなど。
大変な俗世間で、この足で今日ここまでこられたということが恵まれた、 神様からの大きなご加護があったからこそこちらに来られたと私は思います。
本当に大変なことがあったり重病であったりしたらここに来ることも出来ません。
来たくても来られない方もたくさんおられます。
皆さんここに来られたということは、すごく幸せな方ばかりがここに集まられたという気がします。

今年も皆さん、無事に無難に過ごすことが出来ると信じてまた祈願いたします。

お寺としてもまたいろいろと勢いが出てきています。
だんだん充実感が湧いてきているので信者様も良くなってきておられる方もいらっしゃって、 いいなぁという気がいたします。

3年前から自信を持って言っていますが、私のところとの縁がある人が悪くなったということはありません。
3年過ぎた方々に大変なことはなかったなぁと自慢しています。
皆様もその気持ちでやっていって欲しいなと思います。」


現在、私たちの毎日の生活は決して楽ではありませんが、仏様に手を合わせて毎日を過ごすことで 大きな難を小さくしていただいている、そう実感できることが大変有り難いことだなぁ、と思います。
そして私たちの祈りをさらに神仏に近づけるために先生方が毎日お祈りをされているということも また大変有り難いことだと思います。



 いつものように信者様のお心づくしのお料理をみんなで頂きました。
 ごちそうさまでした。

合掌


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