節分会・星供

2010年2月3日(水)

於:吉野・金峯山修験本宗金峯山寺本堂 蔵王堂



予報では寒いとのことでしたが心配したほどは寒くなく日差しもあり、まずまずのお天気でした。

この日の参加者は総勢27人。
25人乗りのバスと、乗用車に分乗して出発することになりました。
先生方のご参加は、住職、林副住職、鶴田先生、日高先生、金先生、浦崎先生、藤本先生でした。
本山の行事に出仕された先生は、住職、林副住職、藤本先生でした。

バスの中では、白さんのお心づくしの海苔巻き(キンパ)、喫茶室の鶴田ママからのゆで卵、鶴田先生からのお茶 が配られ、ちょっとした小旅行のようでした。
いつも通りに途中で、道の駅 吉野路大淀iセンターでトイレ休憩を取りました。
奈良のこのあたりまで来ますと、やはり寒くなって節分らしくなってきました。

金峯山時で足の悪い方を先におろしていただき、他の方はいつも通りに東南院までバスで移動しました。
すでに本堂で鬼の調伏式が始まっていたので境内には人はまばらでした。



手前は護摩壇、奥に金峯山時蔵王堂(本堂)

本山での節分行事は、
10時より 日数心経
11時より 星供秘法・鬼の調伏式
       採燈大護摩供
 1時より 豆まき
と続きます。

参尊寺はバスで金峯山時に着く時間がだいたい11時前後なので、採燈大護摩供から参加することが多くなって います。
信者様は脳天大神にお参りに行くグループと、三々五々境内などで護摩が始まるのを待つ参加者とに分かれます。
この日も、鶴田先生が引率されて10名ほどが脳天大神にお参りされました。

12時半、いよいよ採燈大護摩供が始まりました。
先に調伏式で調伏された鬼達も行者の先生方に混じって護摩供に参加するのが、金峯山時独特の節分会です。
昔、役行者に使えた前鬼・後鬼の鬼の夫婦が由縁の「福は内、鬼も内」も古い信者様にはお馴染みですが、初めての方には 目新しいことだったのではないでしょうか。

写真で行事の流れをご紹介します。

行者姿の先生方が結界の中に入場された後、鬼も入場します。
護摩壇の周りを踊りながら回った後、お行儀よく座る鬼さん達です。
右側の黒鬼の後ろに藤本先生が立っています。
法弓の作法

四方と鬼門に矢を射て結界の厄を祓い、清めます。
放たれた矢は拾った人が持ち帰れるので人気です。
法剣の作法

法剣で護摩壇を清めます。
護摩壇に火が入りました。
再び鬼が護摩壇の周りで踊ります。
管長猊下の作法
いろいろな作法のうちの一つです。
火を抑えておられるのでしょうか。
高先生と林先生
先生方も護摩を見守っています。
護摩も終盤となってきました。
ここまでに何度も皆様の願い事が書かれた添え護摩と呼ばれる護摩木がくべられました。
豆まき

護摩が終了すると、本堂の前で豆まきが始まります。
紅白の幕の上から、豆が撒かれます。
撒き手は鬼、本山の先生方、金峯山寺の関係者の方々です。
護摩供に参加された先生方は本堂の階段に座って豆まきをご覧になっています。


豆まきの後には、豆の袋に入ったくじを探すのですが、大人も子供も皆楽しい時間です。
豆まきに参加するのは怖いけれど、この楽しみがあるから、ついつい参加してしまうというのは 私ばかりではないのではないでしょうか。
例年、参尊寺の信者様にはいろいろ当たるのですが、今年も何人かの方々が景品をお持ち帰りになりました。
高先生は、出仕した先生方用の豆袋の当たりくじでスポンジが当たったのだそうです。
喫茶室の鶴田ママに良いおみやげが出来ましたね。
参尊寺の参加者は景品をもらった人から東南院に戻ることになっており、早々に景品に引き替えて東南院を 目指します。
ちょうど東南院の前で桜の造花を使って撮影があったり、なんだか春めいて素敵でした。

東南院の広間でゆっくり食事を楽しみ、仕事のため帰りを急ぐ自家用車グループが先に帰路につきました。
3時前にはバスグループも帰路につき、大阪を目指しました。


自家用車グループ。
日高先生を中心に7名様が先に帰られました。
20人はバスグループです。
皆様しっかりおみやげも買われたようです。


5時前には参尊寺に帰り、各自帰路につかれました。
本山でのお参り、護摩供養、豆まき、皆様楽しんで帰られたかと思います。
来年もまた大勢の皆様と一緒に節分会に参加したいなと思いました。
皆様お疲れ様でした。


合掌


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