5月 釈誕日蓮燈供養大祭

2011.5.10(火)


 この日も管理人が体調不良のため不参加でありましたので住職の法話原稿を頂きました。
 住職の思いの一部でも、お伝えできたらと思います。
 写真も先生に撮影して頂きました。





*****釈誕日蓮燈供養大祭 法話*****


 今日はお釈迦様の誕生日を祝うためにここ参尊寺に集まりました。
 皆様の心からの献灯で、皆様のご家族のお名前を蓮灯の短冊に書いて吊し、灯明功徳、念仏功徳にとって 福徳円満、諸難消滅、大難を小難に小難を無難になりますようにと、御祈願いたしました。






 仏教の大恩教主であるお釈迦様の一生は皆様よくご存知のことでしょう。
 お釈迦様は今から2555年前にインドの豊かなカビラ国の王子としてご誕生になりました。
 王妃・摩耶夫人は途率天から大きな仏像が降りてくる夢をご覧になり受胎されたそうです。
 お産が近づいた王妃は実家に帰る途中、ルンビニーの丘で産気づき、王子様が誕生されたそうです。
 王子はお生まれになってすぐご自身で7歩歩まれ、右手で天を左手で地を指さして「天上天下唯我独尊」と 宣言されました。
 その際、天からは清らかな甘露水が降り注ぎ、辺りはえもいわれぬかぐわしい香りに包まれたそうです。

 王子様は、その後いろいろな体験を経て、修行を積まれ、仏陀(悟りを開いた人という意味)となられたので あります。

 こうして最初に悟りを開かれたお釈迦様の、群衆を救う教えは今日まで伝えられてきたのであります。

 その教えは広大無辺で無量無限であり、その教えを仏法と呼びます。

 「法を(ともしび)灯にせよ。法をよりどころとし、自己をよりどころとせよ。法を灯(ともしび)とし、 自己を灯(ともしび)とせよ」という自灯明・法灯明の教えであります。

 この教えに従い、実践しようとするのがすなわち仏教であります。

*****法話 終わり*****








   釈誕際、花祭りなどと呼ばれるこの行事はこのお釈迦様が誕生された時の逸話によるもので、そのために 美しいお花を飾ったり、あるいは甘茶を誕生仏にかけたり、振る舞ったりされるのだそうです。
 残念ながら、今年は参加できませんでしたが、毎年楽しみな行事の一つです。
 来年は私も是非参加できますように。


合掌


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